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ハンバーガーショップの配達では必ずレジ袋をもらう

配達員の心構え

フードデリバリーサービスの配達員をしていると、おそらく最も多く商品を運ぶことになるのはハンバーガーショップ、具体的にはマクドナルドです。
24時間営業のマクドナルドがあると1日に少なくとも1回はその店舗からのピックアップの提案が来ます。
そしてマクドナルドを含めてハンバーガーショップの商品は紙袋に入れて提供されることが多いのですが、私は必ず「袋をつけてください」と言ってレジ袋をもらうようにしています。
フードデリバリーサービスのアプリや店舗によっては「顧客から要望があった場合のみレジ袋を提供」とか「商品の品質保持のためレジ袋に入れるのはドロップオフ直前で」とか注意書きが出たりしますが、そんなの気にせず店舗でレジ袋をもらってすぐに袋詰めしてデリバリーバッグに詰めるようにしています。
これは顧客のためにそうしているのではなく私自身のためであって、その理由は
・ドロップオフするときの欠品を防ぐため
・ダブル案件やトリプル案件で誤配を防ぐため
・持ち運びやすくするため
です。

ドロップオフするときの欠品を防ぐため

マクドナルドの商品の配達やテイクアウトをしたことがある方は見たことがあると思いますが、ドリンク用ストローやチキンナゲットにつけるソースが商品に含まれる場合、これらは紙袋には梱包されずに透明なビニール袋に入れられて紙袋にシールでくっつけて提供されます。
そしてこの「シールでくっつけられた透明なビニール袋」はデリバリーバッグに入れて運搬時の振動によって簡単にはがれてしまい、デリバリーバッグ内の緩衝材の隙間に埋まりやすいです。
1日の配達業務を終えて帰宅してデリバリーバッグの中を確認したら緩衝材の隙間からストローが入ったビニール袋が出てきた、ということがあるんです。
顧客からすれば「提供されるはずの商品の欠品」です。
配達員は顔面蒼白です。
そうならないように紙袋も、紙袋にシールでくっついたビニール袋も、まとめてレジ袋に包んでしまうのです。

ダブル案件やトリプル案件で誤配を防ぐため

1つのマクドナルドの店舗から2箇所にドロップオフするダブル案件、3箇所にドロップオフするトリプル案件は結構あります。
たとえばダブル案件でA地点にドロップオフする商品は紙袋2つ、B地点にドロップオフする商品は紙袋3つ。
商品を区別するための「案件版号が印字されたシール」が貼ってあるのはA地点とB地点でそれぞれ1つの紙袋だけ。
この状況で、合計5つの紙袋をA地点とB地点に誤配無く正確に配達できると言い切れる配達員はどれだけいるでしょう?
A地点にドロップオフすべき紙袋がB地点に行ってしまったり、またその逆だったり。
私は不安なのでドロップオフ地点ごとにレジ袋にまとめてしまいます。
いわば「ドロップオフ地点ごとの商品のパッケージ化」です。
当然、配達中に1つのレジ袋の中で温かいハンバーガーの紙袋と、冷たいドリンクの紙袋が密着します。
数十分間運んでいれば温かいハンバーガーは冷めるでしょうし、ドリンクの氷は溶けるでしょう。
でもそれによって料理の品質が落ちるよりも、レジ袋に入れなかったことで「この紙袋はどこにドロップオフするんだっけ?」となって誤配する方がはるかに重大なことです。
配達員の中にはデリバリーバッグの中にサブバッグを入れたりして温かいものと冷たいものが接しないように配慮している方もいるかもしれませんが、毎日何十件も目まぐるしく配達しているとそんなことを気にしている余裕はありません。
そもそも保温・保冷機能があるデリバリーバッグであっても猛暑や酷寒で配達していたら料理の品質低下は避けられないわけで、配達員としては割り切って「重要なのは誤配防止」と判断して同一ドロップオフ地点の紙袋はレジ袋にまとめて入れています。

持ち運びやすくするため

私がレジ袋をもらう一番の理由はこれです。
紙袋だと持ち手が無いので、持ち運ぶときは指でつまんで持ち上げる形になります。
この持ち方は配達員からすると非常に困るのです。
フードデリバリーサービスの配達員はあらゆるシーンでスマートフォンのアプリの画面を見たり、アプリの操作をしたりするのを強いられます。
両手の指はなるべくスマートフォンの操作のためにフリーになっていないと困るのです。
「紙袋をつまんでいるからスマートフォンを使えません」なんて状況になったら仕事になりません。
そこで必要になるのが、持ち手が輪になっているレジ袋です。
この輪を手首に通して商品を運べば両手の指がフリーになります。
ドロップオフ地点に自転車を停めて、商品を運びながら配達先の部屋番号をアプリの画面で確認するときに、紙袋を指でつまんでいるか、レジ袋の輪を手首に通しているかで、やりやすさが全く違うのです。
やりやすさが違うということは配達業務のスムーズさとか効率性とかが大きく変わってくるわけで、結果的に積み上がる報酬額が変わってきます。

最後に

以上の3点から私はハンバーガーショップでは必ずレジ袋をもらうようにしていますが、料理を注文した顧客側の視点でも、玄関先に置き配された料理が「紙袋が地べたに接している状態」か「レジ袋がガワとしてある状態」かで、印象や食欲に大きく関わってくるのでは、と思います。

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