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フードデリバリーの配達員はどんな服装(ドレスコード)で勤務すべきか

配達員の心構え

これからフードデリバリーの配達員をやってみようと思っている方の中には「どんな服装で勤務すべきかしら」「お客様に会うのだしビジネス用の服を用意すべきかしら」と悩んでいる方がいるかもしれません。
フードデリバリーサービスによっては「すねを出さないように」「タトゥーがある人は隠すように」といったガイドラインを設けているものもありますが、たとえば「スーツを着用すること」というような具体的にどんな服装にすべきかまでは言及されていません。
配達業務を始めた頃の私はどうすべきか悩んだ結果、「これなら人前に立っても無難だろう」とワイシャツとスラックスを着ていました。
革靴までは要らないと思って黒のスニーカーを履いていました。
そして業務を重ねて現場の実情が見えてきて、今は下記のドレスコードで配達業務をしています。

大方針は「見た目よりも機能性と配達員の健康維持を優先」

配達業務のオファーを100件ほど受けてみたあたりでわかったのですが、フードデリバリーの注文をする顧客の大半は置き配で、配達員と直接会うことはありません。
また玄関先で対面で受け渡す場合でも、顧客と接するのは商品を渡す10秒間ほどです。

ピックアップ地点でも店員と接するのは商品を受け取る10秒間ほどです。
他人と接する時間がほんのわずかなのです。
なのでワイシャツとスラックスのようなかしこまった服装をする必要がないのです。
また顧客目線では配達員の見た目よりも「空腹なので注文した商品を1秒でも早く届けて欲しい」と思うわけで、自転車用ヘルメットをかぶったまま、雨の日はレインウェアを着たまま玄関先で対面で商品を受け渡しても、文句を言われることはありません。
むしろヘルメットをはずしたりレインウェアを脱いだりする前にさっさと商品を届けて欲しい、というのが本音でしょう。
なのでタトゥーをアピールするような極端な見た目でなければ、あとはどうでも良いのです。
どちらかというと重要なのは機能性と配達員の健康維持です。

機能性とはたとえば「スマートフォンをハンズフリーで運べるようなポケットがあること」「自転車を漕ぐときにパンツの裾がクランクに引っかからないこと」というような、配達業務をロス無くスムーズに処理できる服装です。
配達員の健康維持とはたとえば「暑い日は風通しの良い服装」「寒い日は肌の露出を控える」「雨が降ってきてもある程度の雨は防ぐ撥水加工の生地」というような、配達業務を通じて体調不良になるのを避ける服装です。

頭部

配達業務中は頭には常につばのあるキャップと自転車用ヘルメットを重ねてかぶっています。
つばのあるキャップは雨が降ってきたときに目に雨が入るのを防ぐためだったり、快晴の日にまぶしくて目を開けるのがつらくなるのを防ぐためですが、自転車用ヘルメットがつば付きであればヘルメットのみでも良いと思います。
キャップをかぶるのであれば雨が染み込むのを防げるものがおすすめです。

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顔は食品を配達するにあたって衛生面を考慮してマスクを常に着用しています。
配達員アプリによっては頻繁に本人確認で自撮りする必要があり、そのときはマスクをはずしますが、基本的にはピックアップした商品に咳をしたりするのを防ぐためマスク着用です。

トップス

暑い季節は「さすがにTシャツはまずいだろう」と思い、襟付きの服を着ようということで半袖のドライポロシャツを着て配達業務をしています。
腕にタトゥーを入れていなければ半袖で配達しても問題ないと思いますし、むしろ健康優先で快適に配達業務をできる服装にすべきだと思います。

寒い季節はフリースやマウンテンパーカーなど、防寒を重視した服装にしています。
配達員にしてはカジュアルな感じですが、厳しい規定はないので自転車で移動していて寒くなくて、商品の受け渡しで袖が邪魔にならなければ何でも良いと思います。

手・手首

食品を扱いますがビニール袋や紙袋に包装されていることから、基本は素手で配達業務をしています。
ただし自転車のトラブルでタイヤなどに触れるときは軍手をしています。
腕時計はデリバリーバッグを下ろすときにベルトに引っかかりますし、スマートフォンで現在時刻を確認できるので、つけずに配達業務をしています。
「スマートフォンの表示では文字が小さくて読めない」という方には、自転車のハンドルに腕時計をマウントするのがおすすめです。
ハンドルにマウントする腕時計は雨に耐えられる防水仕様で、盗難リスクを考慮するとチープカシオのF-91が良いと思います。

ボトムス

当初はスラックスを履いて配達業務をしていましたが、見た目はそれほど重要でないこととスラックスだと自転車のクランクに裾が引っかかるので、裾リブのスポーツウェアを着て配達業務をしています。
急な雨に備えて撥水加工の生地のウインドブレーカーでも良いと思います。

私はボトムスに重ねて、腰に下記のショートエプロン(カフェエプロン)をつけて配達業務をしています。

上記のエプロンはA5サイズのポケットが3つ並んでおり、下記の防水ケースに入れたスマートフォンがちょうどぴったり収まります。

ピックアップおよびドロップオフのときにスマートフォンを入れて運べて、必要に応じてすぐにポケットから取り出せるので便利です。

靴は自転車を漕ぐ動作と、商品の受け渡しをスムーズに行うことが最も重要なので、スニーカーで配達業務をしています。
大雨の日は靴に雨が染み込まないよう、使い捨てのシューズカバーを重ね履きしています。

まとめ

フードデリバリーの配達業務は店員や顧客と顔を合わせる時間より、モビリティを使って移動している時間の方が圧倒的に長いです。
またピックアップやドロップオフのたびにスマートフォンの出し入れがあります。
そのため、礼儀作法よりも「いかに快適にモビリティで移動し、いかに快適にスマートフォンを出し入れするか」が重要になります。
日没後の暗い時間帯に配達業務をするのであれば、移動中の安全性・視認性を向上させるためにヘルメットなどに蓄光テープを貼って周りから目立つようにする、という対策も望ましいと思います。

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