世の中にはUber Eats・Wolt・出前館・menu・ピックゴーなど様々なフードデリバリーサービスがありますが、全サービス共通で配達員が用意する必要があるものが3つあります。
・スマートフォン(オファーを受けたりピックアップおよびドロップオフの状況を報告したり目的地へのナビを見たりするのに使用)
・デリバリーバッグ(ピックアップした商品を保温・保冷しながら運ぶのに使用)
・モビリティ(ピックアップ地点およびドロップオフ地点に移動するための手段)
今回は上記のデリバリーバッグに関する記事です。
配達員のみなさん、デリバリーバッグを地べたに置いてませんか?
フードデリバリーの配達業務をしていると、背負っているデリバリーバッグを背中から下ろす操作が発生することがあります。
具体的にはピックアップ地点で商品をデリバリーバッグに入れるときと、ドロップオフ地点で商品をデリバリーバッグから取り出すときです。
そして、デリバリーバッグ自体を食べるわけじゃないと思いつつも、衛生意識とか公衆衛生とか考えると、デリバリーバッグを土足で歩く場所に直接置くことには抵抗があるのです。
配達業務をしていると「玄関先に置き配」の指定がよくあるのですが、私は指示通りにしつつも「よく地べたに置かれた商品を口に入れようと思うなあ」と心のなかでつぶやいています。
そんな衛生意識なので、デリバリーバッグを地べたに置きたくないのです。
それに衛生面だけでなく、デリバリーバッグを地べたに置くと商品の出し入れのときに腰や膝を曲げなければなりません。
1日数回程度であれば気にならないかもしれませんが、何十回もオファーを受けて配達するとなると身体を傷めます。
そんなわけで立って背筋を伸ばした状態に近い形で、デリバリーバッグを腰くらいの高さに置いた状態で商品を出し入れできて、なおかつ自転車での配達で運搬できるものはないかと模索してきました。
ちなみに、私が使っているデリバリーバッグはYummyRunの容量56Lの製品です。

実際に使った「デリバリーバッグの置台」
1秒で開くアウトドアチェア
私が最初に使ったのは、背もたれがなくて1秒で開いて使える下記のアウトドアチェアです。

アウトドアチェアというと骨組み(フレーム)を組み立てて布を張って、というような「使える状態にするまでに手間がかかる商品」がありますが、配達業務でピックアップとドロップオフのたびに組み立てていたら運用が回りません。
そんなわけでたたんだ状態から1秒で開いて椅子として使える上記のアウトドアチェアを使っていました。
このアウトドアチェアは私の自転車の後ろカゴに収まるので持ち運びに便利でしたが、座面の面積がやや小さいのと高さが低いのが不便でした。
1秒で開くアウトドアテーブル
次に使ったのはTEMUで見つけた下記リンク先のアウトドアテーブルです。
このアウトドアテーブルは布をロープで引っ張ってテーブル面をピンと張る仕掛けですが、デリバリーバッグを載せるときはテーブル面がたわんでいても問題なかったので、邪魔になるロープをはずして使っていました。
このアウトドアテーブルはアウトドアチェアよりは面積が大きくてデリバリーバッグがはみ出すことなく置ける安定感があったのですが、たたんだ状態で私の自転車の後ろカゴからはみ出してしまい、移動中に振動でカゴから落下することがありました。
ちなみに、私が使っている自転車の後ろカゴはサギサカの縦長リヤカゴです。
コンテナを立てて台にする
上記のアウトドアチェアやアウトドアテーブルを経て、今は下記のJEJ Astageのラリーコンテナ #15を縦長に立てて台として使う運用に落ち着きました。

アウトドアチェアやアウトドアテーブルを使っていたときは、自転車のカゴに載るように折り畳める形の台を前提に考えていました。
でもふと「自転車のカゴにぴったり収まる形の四角いものだったら折り畳めなくてもいいのでは?なんなら折り畳む操作すら省けるのでは?」と思ったのです。
そして今は、ドロップオフ地点に着いたらデリバリーバッグを背負って上記のコンテナを持って玄関先まで移動し、コンテナを立ててデリバリーバッグを置いて商品を取り出す、という運用にしています。
コンテナの高さが41cmほどあるので、デリバリーバッグを地べたに置くよりも腰や膝への負担が少ないです。
上記のコンテナは私が使っている自転車の後ろカゴにちょうど収まります。
コンテナが後ろカゴに収まっている写真は下記の記事に掲載しています。
まとめ
仙台の街なかではフードデリバリーの配達員をよく見かけるようになりましたが、自転車の傍らでデリバリーバッグが地べたに置かれていたりすると「底に土がついたバッグに食品を入れるの?」と思ったりするわけです。
食品自体はビニール袋や紙袋に入っているから土がつくわけではない、とわかっていても気になるのです。
そんなわけで私はデリバリーバッグの下にコンテナを置いて配達業務をしています。