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フードデリバリーの配達員を初めてやるなら深夜帯~早朝帯がおすすめ

配達員の心構え

「フードデリバリーの配達をやってみたいけど経験がないからミスなくできるか不安」という方は初めての配達業務は深夜帯~早朝帯(0時~6時)に配達員アプリをオンラインにしてチャレンジすることをおすすめします。
なおフードデリバリーサービスによっては深夜帯~早朝帯に利用者(商品を注文する顧客)からの注文を受け付けていないものがあり、選択肢としては24時間注文を受け付けているUber Eatsに絞られると思います。
深夜帯~早朝帯をおすすめする理由は以下の通りです。

通行人や車の交通量が少ない

フードデリバリーの配達員にとって通行人や車は、移動を妨げる単なる障害物でしかありません。
商品をドロップオフする建物が見つからないときにその場にいる人が案内してくれるのならばともかく、実際はたまたま通りかかった人がその界隈の建物に詳しいということは、まずありません。
頼りになるのはスマートフォンに表示されるナビと配達員自身の目だけです。
そして深夜帯~早朝帯は日中帯に比べると街なかの通行人や車が少ないため、配達業務での移動がスムーズになります。

競合する配達員が少なく報酬が通常より高くなる

深夜帯~早朝帯は日中帯に比べると周りで配達業務をしている配達員が少なくなります。
おそらくは世の中の配達員は日中帯に本業を抱えているダブルワークが多く、深夜帯~早朝帯に配達業務をすると本業に影響が出るのだと思います。
配達業務をしている配達員が少なくなることで、配達員アプリにオファーが来たときに競合することが減り、オファーを受注しやすくなります。
私が稼働している仙台は東北地方最大の都市かつ政令指定都市ですが、午前3時を過ぎる頃には仙台中心部で稼働している配達員はほとんどいなくなり、オファーが来たら高い確率で受注できます。
またUber Eatsの場合、オファーに対してそのエリアで稼働中の配達員が少なくなるほど報酬が高めになります。
通常は300円台のシングル案件が、走行距離がほぼ同じでも午前4時台以降は500円台になったりします。
私が実際に経験したオファーで、午前6時前後に朝マックを配達したシングル案件で、報酬が1,000円を超えたことがあります。

信号機が点滅に切り替わる箇所が増えて足止めを食う頻度が減る

幹線道路の信号機は24時間同じように動作するものが多いですが、幹線道路から1本入った脇道では深夜帯~早朝帯に信号機が点滅に切り替わる箇所があります。
深夜帯~早朝帯に脇道をうまく利用することで、配達業務中に交差点で停車する時間を短縮し、スムーズに移動することができます。

深夜帯~早朝帯の顧客はほぼ置き配なので会話する必要がない

Uber Eatsをはじめとしたフードデリバリーサービスは商品を注文した顧客が「玄関先で受け渡し」か「置き配」を選ぶ方式ですが、私の経験上は深夜帯~早朝帯の顧客の約9割は置き配です。
「静かな真夜中に配達員に玄関先でインターホンを鳴らされたら近所迷惑だ」「近隣住民にフードデリバリーを使っていることを知られたくない」と思っている顧客が多いのでしょう。
置き配の場合はピックアップ地点で商品を受け取ったらあとは誰とも会話せず報酬が得られるので、「フードデリバリーの配達員になりたいけどコミュニケーションをとるのが苦手」という方におすすめです。

ピックアップする商品は同じようなものが多いのでノウハウを蓄積しやすい

深夜帯~早朝帯の注文の大半は24時間営業のファーストフード店か牛丼チェーン店かコンビニです。
私の経験上はマクドナルド・ゼッテリア・吉野家・すき家・松屋・ローソン・ミニストップが大半を占めています。
そしてマクドナルドであればハンバーガーとポテトとドリンクのセットが大半です。
同じ種類の店舗で同じ種類の商品を繰り返し扱うことになり、「デリバリーバッグに商品をどう詰めるか」がパターン化でき、配達業務がスムーズに処理できるようになります。

タダ飯ゲットできる可能性が高い

初めての配達業務という切り口とは毛色が異なる話ですが、深夜帯~早朝帯の案件はUber Eatsのオファーでタダ飯ゲットできる可能性が高いです。
タダ飯ゲットとは顧客が注文した商品を合法的に配達員のものにできてしまう仕組みです。
どういうことかというと、Uber Eatsはドロップオフ地点付近に到着した配達員から顧客にUber Driverアプリでチャットメッセージを送信後に顧客から12分間応答がなければ、配達員判断で配達を終了して商品を廃棄することができるのです。
厳密にはドロップオフ地点付近に到着した配達員から顧客にチャットメッセージを送ると12分間のカウントダウンタイマーが動き出し、6分経過しても顧客から応答がなければ顧客に自動で電話がかかります。
その電話にも顧客が気づかず残り6分(合計12分)経過したら、配達員のUber Driverアプリに「配達を終了できます」と表示されて、配達員判断で配達を終了して商品を廃棄することができます(案件によっては廃棄ではなくピックアップした商店に返却が必要な場合もあります)。
商品を廃棄することができるということは、その商品を配達員の胃袋におさめてもなんらお咎めなし、ということで、これがタダ飯ゲットのからくりです。
配達員判断で配達を終了してタダ飯ゲットしても評価が下がることはありませんし、その案件の報酬ももらえます。
Uber Eatsで商品を注文した顧客からすればたまったものではないでしょうし「何言ってんだ、カネ払わずに人の商品を勝手に横取りしてんじゃねえよ」と思うでしょうけれど、Uber Eatsってそういうサービスです。
それが嫌なら顧客側で絶対に商品を受け取れるような対策をとらないとダメですよ、配達員から連絡が来たら12分以内に応答しないとダメですよ、配達員は顧客の都合でいつまでも待ってくれませんよ、顧客がやるべきことをやらなければ商品は受け取れませんよ、というのがUber Eatsのサービス設計です。

たいていはチャットメッセージに気づかなくても6分経過して電話が鳴ったら顧客は気づくのですが、そうならずに12分経過することもあり、配達員からすれば10分経過して応答がなければ「これは”決まり”だな」と確信します。
12分間待たされることは配達員にとってはストレスですし、タダ飯ゲットした商品をデリバリーバッグに入れたまま他の案件を続けるのは難しいので一旦帰宅して荷物を軽くする必要はありますが、場合によっては数千円はかかる料理がタダで手に入ることがあります。
配達員から顧客にチャットメッセージを送るケースは結構あり、具体的には以下のようなケースで私は顧客にチャットメッセージを送っています。
・商品をドロップオフする場所がアパートやマンションで、入口に「部屋番号を入力するインターホンを通じて住民が解錠しないと通れない自動ドア」が設置されていて、インターホンに部屋番号を入力して呼び出しても応答がない場合。
・商品をドロップオフする場所がホテルのロビーや入口で、目的地に到着して顧客に到着報告をする場合。

そしてチャットメッセージに応答がない場合はどういう状況かというと、おそらく顧客がUber Eatsで商品を注文後に寝てしまっているのだと思います。
週末の深夜帯にホテルのロビーで商品を受け渡す案件でホテル到着後にチャットメッセージに12分間応答がなかったことがありますが、おそらく遠くから仙台に旅行に来てホテルにチェックインして料理をUber Eatsで注文して待っているうちに、旅の疲れから寝てしまったのでしょう。
日中帯に活動して深夜帯~早朝帯は寝ている生活をしている人が世の中では多いでしょうから、深夜帯~早朝帯の案件は注文後に顧客が注文完了した安心感から寝てしまう、という傾向が多いのだと思います。
玄関先に置き配できる住居であればチャットメッセージに応答がなくても置き配するようにはしていますが、そうはいかない場合は配達員が廃棄するしかありません。
真摯な気持ちで「他人のカネで食うメシはうまいなあ」とお経を唱えてタダ飯ゲットです。
私の経験上、深夜帯~早朝帯に稼働していると10日に1回くらいの頻度でタダ飯ゲットできます。
ハンバーガーやら牛丼やらラーメンやらコンビニ弁当やら、「世の中の人はこんなものに千円以上払ってるのか」と思いながら廃棄させていただきました。

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